whatis - マニュアルページの名前から検索し概要を表示する

スポンサーリンク

whatisコマンドは、マニュアルページの名前から検索してマニュアルページの簡単な概要を表示することができます。

スポンサーリンク

whatisコマンドの利用例

単純な検索

whatisコマンドをオプションなしで使用するとマニュアルページの名前に対して単純な検索を行い、マニュアルページの簡単な概要を表示します。この検索は大文字と小文字の区別は特に行いませんが、マニュアルページの名前と一致したものしか検索できません。

検索キーワードの一部が含む場合でも検索できるように行う場合は、-rオプションをつける必要があります。

コマンド例

実行結果

また、概要は端末の幅に切り詰められます。切り詰めない場合は-lオプションを用いれば、概要の全体を端末幅に依存せずに表示を行うことができます。

コマンド例

実行結果

正規表現を用いた検索

-rオプションを用いると正規表現を用いた検索を行うことができます。これは検索キーワードの一部が含んでいた場合でも検索できます。ただし、シェルによる解釈を防ぐためにシングルクォーテーション等のような引用符が必要かもしれません。

コマンド例

実行結果

ワイルドカードを用いた検索

-wオプションをシェル形式のワイルドカードとして検索を行うことができます。ただし、シェルによる解釈を防ぐためにシングルクォーテーション等のような引用符が必要かもしれません。

コマンド例は、whatisコマンドで検索できるすべてのマニュアルを検索します。

コマンド例

実行結果(一部)

マニュアルページの数字の意味

マニュアルページの数字はセクション番号を示します。それぞれのセクション番号は以下のようになります。

セクションについて

数字 意味
(1) シェルコマンドや実行プログラム
(2) システムコール
(3) ライブラリコール
(4) スペシャルファイル(デバイスファイル)
(5) ファイルフォーマットについて(設定ファイルについて)
(6) ゲーム
(7) その他(マクロや規約等)
(8) システム管理コマンド(大抵はroot権限が必要)

manコマンドによるセクションの指定は以下のように行うことができます。
コマンド例ではmkdirのセクション番号の(2)を指定してます。

コマンド例

参考

Man page of whatis