userdel - ユーザを削除する

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userdelコマンドはユーザを削除するコマンドになります。userdelコマンドを利用する場合、管理者権限が必要なコマンドになります。

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userdelコマンドの利用例

ユーザを削除

userdelコマンドは存在しているユーザを指定することで、そのユーザを削除することができます。

コマンド例と実行結果

 

/etc/passwdのファイルはユーザ情報を管理しているファイルになります。

 

 

 

ホームディレクトリも同時に削除
(-rオプション)

-rオプションを用いることで、削除したいユーザのホームディレクトリとメールスプール(メールBOX)を同時に削除できます。

コマンド例と実行結果

 

メールスプールが見つからないという注意メッセージは特に気にしなくても大丈夫です。

 

 

 

削除したいユーザがプロセスを処理している場合

userdelコマンドは削除したいユーザがプロセスを処理している場合、そのユーザを削除することができません。

-fオプションを用いると強制的にユーザを削除することができますが、システムが不安定になる可能性があるため、おすすめしません。

それでもユーザを削除したい場合は、psコマンド等で動作中のプロセスを確認してから、もしそのプロセスを終了させてもいいならば、killコマンド等でプロセスを削除し、削除したいユーザのプロセスが処理していない状態になってから、userdelコマンドを利用してユーザを削除するとよいでしょう。

 

ps aux | awk '$1~/testuser/'

は1列目にtestuserという文字列にマッチした行を表示するコマンドになります。

ps aux | awk '$1~/testuser/{print "sudo kill " $2}' | sh

は、上のマッチした行に対して"sudo kill "の文字列とマッチした行の2列目のプロセスIDを合わせて、コマンドを作成し実行しています。
このコマンドでtestuserのプロセスをすべて終了させています。