uptimeコマンドはシステムがどのくらいの時間稼働しているかを確認できるコマンドになります。システムの稼働時間のほかに直近での1分間・5分間・15分間の平均負荷率も表示されます。
uptimeコマンドの利用例
稼働時間を確認
uptimeコマンドが表示する項目は以下の4つに分かれます。
- 現在時刻
- システムが起動してからの稼働時間
- ログインしているユーザ数
- 左から順に直近の1分間・5分間・15分間での平均負荷率(実行キューにあるジョブの平均の数)
平均負荷率が大きくなっているほど実行しているプロセスを処理しきれず、CPUに負荷がかかっていることが分かります。
コマンド例と実行結果
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$ uptime 14:56:31 稼働時間 1 日 11:21 1 ユーザ, 平均負荷率: 0.03, 1.65, 2.44 |
コマンド例と実行結果(LANG=C)
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$ LANG=C uptime 14:56:33 up 1 day 11:21, 1 user, load average: 0.03, 1.65, 2.44 |
(おまけ)uptimeコマンドをwatchする
指定したコマンドを繰り返して画面に表示するコマンドとしてwatchコマンドがあります。watchコマンドで繰り返されるコマンドの出力は、繰り返されるたびに画面全体が更新されて表示されます。
watchコマンドは以下のように利用できます。-nオプションはコマンドを繰り返す間隔[sec]で、指定できる最小の秒数は0.1secになります。終了するときはCtrl+cで終了します。
コマンド例
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watch -n1 uptime |
実行結果(GIF画像で約4倍速)
また、watchコマンドの-dオプションを用いると変化した箇所がハイライトされて表示されます。
コマンド例
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watch -n1 -d uptime |
実行結果(GIF画像で約4倍速)
何度もコマンドを繰り返して結果の変化を確認したい場合、watchコマンドは便利なコマンドになります。