unameコマンドは、実行しているマシンとオペレーティングシステムの情報を確認できます。
目次
unameコマンドとは
unameコマンドは、実行しているマシンの情報やオペレーティングシステムの情報を確認できます。
確認できる情報は、カーネル名、ホスト名、カーネルリリース、カーネルバージョン、ハードウェアタイプ、プロセッサ、ハードウェアプラットフォーム、オペレーティングシステム名です。
unameコマンドの利用例
カーネル名を表示
(オプションなし または -sオプション)
unameコマンドは、オプションを省略して使用した場合、-sオプションが与えられたとして動作し、カーネル名を表示します。また、実行結果は私の環境での実行結果になります。
コマンド例
1 |
uname |
または
1 |
uname -s |
実行結果
1 |
Linux |
全ての情報を確認
(-aオプション)
-aオプションはunameコマンドで表示できるすべての情報を表示できます。ただし、プロセッサタイプとハードウェアプラットフォームが「unknown」の場合は、プロセッサタイプとハードウェアプラットフォームは省略されます。
コマンド例
1 |
uname -a |
実行結果
1 |
Linux ubuntu-VirtualBox 4.10.0-35-generic #39~16.04.1-Ubuntu SMP Wed Sep 13 09:02:42 UTC 2017 x86_64 GNU/Linux |
ハードウェアプラットフォームを表示
(-iオプション)
-iオプションは、ハードウェアプラットフォームを表示します。もしこの情報が利用できない場合は「unknown」になります。
コマンド例
1 |
uname -i |
実行結果
1 |
unknown |
ハードウェアタイプを表示
(-mオプション)
-mオプションは、ハードウェアタイプ(マシンハードウェア名またはハードウェアクラス)を表示します。
コマンド例
1 |
uname -m |
実行結果
1 |
x86_64 |
ホスト名を表示
(-nオプション)
-nオプションは、ホスト名(ネットワークノードホスト名)を表示します。
コマンド例
1 |
uname -n |
実行結果
1 |
ubuntu-VirtualBox |
プロセッサタイプを表示
(-pオプション)
-pオプションは、プロセッサタイプ(命令セットアーキテクチャ,Instruction Set Architecture,ISA)を表示することができます。この情報が利用できない場合は「unknown」になります。
コマンド例
1 |
uname -p |
実行結果
1 |
unknown |
オペレーティングシステム名を表示
(-oオプション)
-oオプションは、オペレーティングシステム名を表示します。
コマンド例
1 |
uname -o |
実行結果
1 |
GNU/Linux |
カーネルリリースを表示
(-rオプション)
-rオプションは、カーネルリリースを表示します。
コマンド例
1 |
uname -r |
実行結果
1 |
4.10.0-35-generic |
カーネルバージョンを表示
(-vオプション)
-vオプションは、カーネルバージョンを表示します。
コマンド例
1 |
uname -v |
実行結果
1 |
#39~16.04.1-Ubuntu SMP Wed Sep 13 09:02:42 UTC 2017 |
参考
外部リンクGnu Coreutils
外部リンクGnu Coreutils日本語版