printenvコマンドは設定されている環境変数の内容を確認することが出来ます。
envコマンドでも環境変数の内容をすべて確認することが出来ますが、printenvコマンドの場合、引数に環境変数名を記述することでその環境変数の内容だけを確認することが出来ます。
printenvコマンドの利用例
すべての環境変数を確認
printenvコマンドを引数なしで実行した場合、全ての環境変数を表示できます。これはenvコマンドを引数なしで実行させた場合と同じ動作になります。
コマンド例
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printenv |
実行結果例
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LS_COLORS= PWD=/home/ubuntu SHLVL=1 LESSOPEN=| /usr/bin/lesspipe %s LESSCLOSE=/usr/bin/lesspipe %s %s _=/usr/local/bin/printenv |
指定した環境変数の内容を確認
printenvコマンドの引数に環境変数を指定した場合、その環境変数の内容を表示できます。もし、環境変数が存在しない場合は何も表示されず、終了ステータスが1(false)になります。
コマンド例と実行結果
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$printenv PWD /home/ubuntu $ $printenv NOSETENVIRONMENT $echo $? 1 |
参考
GNU Coreutils: printenv invocation