head - ファイルの最初の部分を表示する

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headコマンドはファイルの最初の部分を確認するときに利用できます。

デフォルトでは、ファイルの始めから10行までの部分を表示し、-nオプションでファイルの初めから指定した行数まで表示することができます。

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headコマンドの利用例

始めから10行を表示
(オプションなし)

headコマンドはオプションなしで使用すると、ファイルの初めから10行の部分を表示します。

コマンド例

itemtext.txt ▼表示

実行結果

 

複数のファイルが指定された場合はヘッダーにファイル名を表示します。

コマンド例

実行結果

 

 

 

始めから指定した行数まで表示
(-nオプション)

-nオプションを用いるとファイルを始めから指定した行数まで表示することができます。

コマンド例

itemtext.txt ▼表示

実行結果

 

-nオプションは、マイナスの数字を指定することができます。
その場合、ファイルの始めから、最後の行数から指定した数字を引いた行数まで表示します。

コマンド例

実行結果

 

 

 

始めから指定したバイト数を表示
(-cオプション)

-cオプションを用いるとファイルを始めから指定したバイト数まで表示することができます。

コマンド例

itemtext.txt ▼表示

実行結果

 

-cオプションは、マイナスの数字を指定することができます。
その場合、ファイルの始めから、最後のバイト数から指定した数字を引いたバイト数までを表示します。

コマンド例

実行結果

 

また、数字を指定する際には以下の単位等を利用することができます。
よく使われる単位

単位 数値
b 512 blocks
KB 1000 kiloBytes
K 1024 KibiBytes
MB 1000*1000 MegaBytes
M 1024*1024 MebiBytes
GB 1000*1000*1000 GigaBytes
G 1024*1024*1024 GibiBytes

 

 

 

ヘッダーにファイル名を表示
(-vオプション)

-vオプションはヘッダーとしてファイル名を表示します。

コマンド例

itemtext.txt ▼表示

実行結果

 

 

 

ヘッダーにファイル名を表示しない
(-qオプション)

-qオプションはヘッダーとしてファイル名を表示しません。

コマンド例

itemtext.txt ▼表示

実行結果

 

 

 

参考

外部リンクGnu Coreutils

外部リンクGnu Coreutils日本語版