Gitタグ管理の使い方:作成、共有、削除等を解説

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この記事では、Gitにおけるタグ管理の基本について解説します。重要なコミットについてはタグをつけることができます。タグの確認方法、軽量タグと注釈付きタグの作成手順、タグの注釈やコミット情報の確認方法、タグの削除手順、リモートリポジトリへのタグの共有方法を詳しく説明します。これにより、Gitタグ管理の基本を理解し、効率的なバージョン管理を実現するための知識を身につけることができます。

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タグの一覧表示 (git tag)

git tagで現在のリポジトリにあるタグを確認できます。

パターンでのタグ検索 (git tag -l <パターン>)

git tag -l <パターン>でパターンを用いてタグを検索できます。

軽量版のタグの追加 (git tag <タグ名>)

git tagはタグ名とコミットを指定して注釈のない単純な軽量版のタグを追加できます。
コミットのハッシュ値を指定してするとそのコミットに軽量版のタグを追加できます。

とくにコミットを指定しない場合は最新のコミットにタグを追加できます。

注釈付きのタグの追加 (git tag -a)

-mオプションを利用すると一行の注釈をつけることができます。-mオプションを使わなかった場合はエディタが開いて、複数行の注釈を入れることができます。

tagの注釈は-vオプションでタグを指定することで確認することができます。

タグが付いたコミットの情報を表示 (git show <タグ名>)

git showを利用することでタグとコミットの情報を確認することもできます。

タグの削除 (git tag -d <タグ名>)

git tag -dでタグを削除できます。

タグの共有 (git push origin <タグ名>)

タグを共有するにはgit push origin <タグ名>のように指定します。

まず、リモートリポジトリのコミット履歴は以下のようになっています。

ローカルリポジトリに2番目のコミット履歴(1b025eb)にtag1というタグをつけて、プッシュを行います。

そうすると、リモートリポジトリ側でもタグが反映させることができます。

リモートリポジトリのタグを削除するにはgit push -d origin tag <タグ名>のように指定することで削除できます。

成功するとリモートリポジトリ側でタグが削除されます。

すべてのタグを送りたい場合はgit push --tagsで送ることができます。

ブランチを作成してタグのチェックアウト (git checkout -b <ブランチ名> <タグ名>)

git checkout -b <ブランチ名> <タグ名>でブランチを作成してタグのチェックアウトを行うことができます。
特定のタグから分岐を作成したいときに利用できます。

また、-b <ブランチ名>オプションを利用しない場合はコミットのハッシュ値を指定したようにDetached HEAD状態でチェックアウトが行われます。
特に分岐を作成する必要がない場合はこちらで十分でしょう。

ただし、この例で再びmasterブランチに何かをコミットを行う場合にはブランチをチェックアウトして戻らなければいけないでしょう。