bashでエディタを呼び出し、そこにコマンドを記述し保存して終了するとコマンドを一気に実行できる方法です。
ひとつひとつコマンドを実行するのが面倒なときに利用できる方法です。ただし、記述したコマンドはどんどん実行されていくので、少し注意が必要かもしれません。
使用方法
使い方は単純でbashの機能であるedit-and-execute-commandという機能を使用します。
使い方は単純で、端末でCtrl+x,Ctrl+eと入力するだけです。そうするとエディタが開き、そこに実行したいコマンドを記述し保存した後に、終了すると記述したコマンドをbashが一気に実行していってくれます。
編集と実行の様子
この機能で使うエディタは環境変数のVISUALまたはEDITORで変更することができます。上のGIF画像ではviを指定しています。
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export VISUAL=vi |
または
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export EDITOR=vi |
実行するコマンドが長い場合や、スクリプトを作るまでもない処理を実行させたいときに便利な機能になります。コマンドラインではなく、エディタでコマンドを記述できるので、コマンドによっては楽に入力できるかもしれません。
また、記述したコマンドはどんどん実行されていくので、もし途中でエラーが起きた時は少々面倒なことになるかもしれないので、少し注意が必要かもしれません。
エラーが起きたコマンドをもう一度実行するために修正する場合は、fcコマンドが便利かもしれません。もう少し詳しく知りたい場合は下の記事も見てください。
コマンド履歴を編集してコマンドをまとめて実行する
コマンド履歴を確認するコマンドとしてhistoryコマンドがあります。 historyコマンドで確認をしたコマンド履歴はfcコマンドを用いて編集して、編集後のコマンドを実行することができます。