echo - 文字列を表示する

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echoコマンドは、文字列を表示する基本的なコマンドです。

変数の内容を簡単に確認するのにも利用できます。

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echoコマンドとは

echoコマンドとは、引数の文字列を標準出力に書き出すコマンドです。

echoコマンドは、表示する文字列の最後に改行文字を入れ、

引数の文字列が複数ある場合、それぞれの文字列の間にスペースが入ります。

 

 

 

echoコマンドの構文

echoコマンドの構文

 

 

 

echoコマンドの利用例

文字列を表示
(オプションなし)

echoコマンドは、引数に与えられた文字列を標準出力に書き出し、表示することができます。

文字列の最後には、改行文字が入ります。

コマンド例

実行結果

 

 

 

最後の改行を出力しない
(-nオプション)

-nオプションは、echoコマンドによって入る改行文字を出力しないようにします。

コマンド例

実行結果

 

バイナリを表示するodコマンドを利用するとechoコマンドの改行文字等の非表示文字が確認しやすいです。
コマンド例(オプションなし)

実行結果(オプションなし)

コマンド例(-nオプション)

実行結果(-nオプション)

 

 

 

エスケープ文字を利用
(-eオプション)

-eオプションは、echoコマンドの文字列でエスケープ文字を利用できるようになります。

エスケープ文字は以下のようなものが利用できます。

エスケープ文字表

エスケープ文字 意味
\a アラート
\b バックスペース
\c これ以上出力しない
\e
\E
エスケープ
\f フォームフィード
\n 改行
\r キャリッジリターン
\t 水平タブ
\v 垂直タブ
\\ バックスラッシュ
\0nnn 8進表記のASCII文字
\xhh 16進表記のASCII文字
\uHHHH
\UHHHHHH
16進表記のUnicode

コマンド例の実行結果は、端末によってはうまく表示できないかもしれません。

うまく表示されるとhelloとworldの間に地球のマークが出ます。

コマンド例

実行結果

 

 

 

エスケープ文字を利用しない
(-Eオプション)

-Eオプションは、echoコマンドのデフォルトです。エスケープ文字を解釈せずに通常の文字として表示します。

コマンド例

実行結果

 

 

 

参考

外部リンクGnu Coreutils

外部リンクGnu Coreutils日本語版

外部リンクGNU Bash manual