nprocコマンドは、現在の利用できるプロセッサの数を表示することができます。
目次
nprocコマンドの利用例
現在利用できるプロセッサの数を表示
(オプションなし)
nprocコマンドに特に引数は必要ありません。コマンドを実行すると現在利用できるプロセッサの数を表示することができます。コマンド例では、私の環境に4つの論理CPUがあることがわかります。
コマンド例
1 |
nproc |
実行結果
1 |
4 |
cpuの割り当てを制限できるコマンドとしてtasksetコマンドがあります。このコマンドを用いて、nprocコマンドを実行してみます。コマンド例では、2つのcpuを割り当てます。そうするとnprocコマンドで表示される数が変化します。
コマンド例
1 |
taskset -c 0,1 nproc |
実行結果
1 |
2 |
システムにインストールされているプロセッサをすべて表示
(--allオプション)
--allオプションは、システムにインストールされているプロセッサをすべて表示します。
コマンド例
1 |
nproc --all |
実行結果
1 |
4 |
次にtasksetコマンドでcpuの割り当てを制限して、--allオプションを用いたnprocコマンドを実行してみます。
コマンド例
1 |
taskset -c 0,1 nproc --all |
実行結果
1 |
4 |
プロセッサの数を除外
(--ignoreオプション)
可能ならば、--ignoreオプションで指定した数値だけnprocで表示するプロセッサ数を減らします。
コマンド例
1 |
nproc --ignore=2 |
実行結果
1 |
2 |
コマンド例
1 |
nproc --ignore=4 |
実行結果
1 |
1 |
参考
外部リンクGnu Coreutils
外部リンクGnu Coreutils日本語版